そのさんじゅうなな

昔から、

 

少し先のことを夢に見るんだけど、

 

それは、

 

知らないお店の可愛いインテリアを見ているシーンが

 

のちのバイト先でのワンシーンだったり

 

ひととの会話のワンシーンだったり

 

そんなもんだったんだけど、

 

でも今回は、

 

親族がひとつのベッドを囲んで撮られた写真を見るという瞬間

 

その夢を見た直後の私は

 

あのベッドのひとは誰だったんだろー

 

なんて呑気に構えていたんだけど、

 

 

あれが、

おばちゃんだったなんてなぁって

 

 

きれいで、かわいくて、明るくて、

 

いつもわたしの名前呼んで、

 

いてくれてありがとねーって声かけてくれて

よく我慢してるねーなんて声かけてくれて

 

本当に大好きだったおばちゃん

 

 

の、

 

髪が抜けて、

 

ほとんど骨と皮になった姿。

 

 

これが癌か。って。

 

 

 

 

でも、

余命宣告された日はとうに過ぎていて、

誕生日を迎えて、

みんなに囲まれた姿。

 

わたしの知らない姿。

 

 

自分の仕事忙しすぎて、

 

母から状況聞いてても、

あんまり想像しきれてなかった

 

 

母が泊まり込みで付き添うようになって、

 

父とのふたりでの時間が増えていても、

 

仕事の話をしていて、

 

父は、

 

お前は仕事を頑張っていればいいって、

 

これ以上の無理をするなって、

 

仕事に一生懸命で精一杯なんだからって、

 

言われてて、

 

 

母に急に写真見せられて、

 

現実は、

 

おばちゃんのまわりで笑っていられるみんなをすごいと思った。

 

わたしは、写真を見て、泣きながら会えないって言った。

 

たぶん、泣くから

 

引っ張られちゃうからって

 

 

言ったんだけど、

 

 

 

会っておいたいい気がするんだけど、

 

 

どうしよう

 

 

怖いなあ

 

 

あーあー

 

もう

 

 

いろんなことが起きている

 

 

いろんなことのなかで、

 

みんながみんな頑張ってるから、

 

わたしも頑張らなきゃ、なのに、